学校日記

平成23年度1学期始業式式辞

公開日
2011/04/11
更新日
2011/04/11

校長メッセージ

 平成23年度がはじまりました。先ほどは入学式を無事に終え、1年生261名が加わり、2年生250名、3年生240名、全校生徒751となりました。

 皆さんは、新しい学年へ進級し、新しいクラス、新しい先生との出会いがあり、気持ちも新たになっていることと思います。
 3年生にとっては、中学校時代の最後の1年となりました。今年1年間、これから自分がどういう生き方をしていくのか、考え、将来の目標に向かって始めの1歩を踏み出す時がやってきました。

 2年生は、中学校生活に慣れ、新たな後輩もできました。学習、部活動を1年生ときよりがんばろうと決意を新たにしている事と思います。

 1年生は、新しい学校生活が今日から始まります。新しい校舎、先生、そしてクラスの仲間、何もかも新しく期待に胸をふくらませていることと思います。

 4月、新学期のスタートは、自分を変える絶好のチャンスです。自分を変えていくには、何を変えたらよいのでしょうか。そのこと教えてくれる言葉があります。3年生には立志式の際に紹介した言葉です。再び紹介します。

 心が変われば態度が変わる。
 態度が変われば行動が変わる。
 行動が変われば習慣が変わる。
 習慣が変われば人格が変わる。
 人格が変われば運命が変わる。
 運命が変われば人生が変わる。

 この言葉は、自分の人生を変えるのは、まずは自分の心を変えることが必要だと言っています。環境が変われば、自分も変わると思っているかもしれません。しかし、環境が変わったところで、自分の心が変わらなければ、自分の人生・生き方は変わりません。
 
 まずは、自分の心を変えることから始めましょう。それでは、心を変えるにはどうしたらいいのでしょうか。それは、毎日の気持ちの持ちようを変えていくことだと思います。あいさつをすること、笑顔でいること、今まで苦手だ、嫌だと思っていたことを見つめ直し、よいところをみるようにすることなど、前向きな気持ち、素直な気持ち、そしてすこし我慢する気持ちがあれば、だんだんと心が変わっていくと思います。

 最後に、今日の入学式・始業式をこうして、当たり前のように迎えられ、新しいスタートをきることができたことに喜びを感じてほしいと思います。

 3月11日に発生した東北関東大震災では、なくなられた方が1万人を超えています。ご冥福をお祈りしたいと思います。また、避難所生活を余儀なくている方や、放射性物質拡散の被害を受けている方も大勢いらしゃいます。皆さんのように無事入学式始業式を迎えられない子どもも多くいます。皆さんは、当たり前のように過ごせている一日一日を大切にして、新学期を過ごしてほしいと思います。

           平成23年4月7日 1学期始業式にて