部活動激励会講話「チームワーク」
- 公開日
- 2010/07/16
- 更新日
- 2010/07/16
校長メッセージ
今日の部活動激励会に、はみなさんに伝えておきたいことがあります。それはサッカーワールドカップでの日本チームの姿です。日本チームに感動した人は多いと思います。みなさんに伝えたいことは、日本チームのチームワークです。
決勝トーナメントのパラグアイ戦、90分間で決着がつかず、延長戦となりました。延長戦の開始前、岡田監督やスタッフ、控え選手もベンチを飛び出し、全員がピッチ上で大きな輪になっていました。肩を組み、声を掛け合うと、控え組は拍手で選手たちを送り出していました。その姿に感動しました。
パラグアイ戦のPKで失敗して、涙ぐんでいる駒野選手に対して、松井選手や中沢選手は駒野選手に駆け寄り、肩を抱いて声をかけていました。その姿に感動しました。
試合後の選手のコメントにも感動しました。2人選手のコメントを紹介します。
長谷部誠選手「このチームの強みはチームワーク。出ている選手だけじゃなくて、出ていない選手のサポートが本当に素晴らしかった。今大会は、こういう短期決戦でのチームワークの重要性を確認しましたね。」
田中マルクス闘莉王選手「これほど一瞬一瞬を思い切って味わえたことが良かったと思うし、この最高の仲間と、こういう機会を与えてくれた神様に感謝しないといけないです。チームとして最高でした。申し分ない、最高の人たちだったと思います。」
他の選手の誰もが日本チームのチームワークのよさを語っています。
さて、選手の皆さん、選手をフォローしたり応援したりする生徒の皆さん、部活動では今までつらいことやうれしいことがたくさんあったと思いますが、それも夏の大会が集大成となります。特に3年生は最後となります。
そして、今のチームで試合やコンクールにでるのは最後になると思います。もう同じメンバーでやることはなくなってしまいます。
試合前、サッカー日本代表のように、大きな円陣を組んで励まし合えたら最高ですね。試合が終わった後、試合にでた選手も、控え選手も、応援する生徒もみんなが笑顔になれたら最高ですね。その笑顔の中に、皆さんに厳しい指導をしてくれ、技術面はもとより精神面でも支えてくださった顧問の先生がいたら最高の思い出ですね。
長谷部選手や闘莉王選手のコメントのように「このチームでよかった、チームとして最高だ」「最高の仲間と一緒の時間を過ごせてよかった」と言えるよう、全力を尽くしてきてください。
大会では、皆さんのがんばっている姿を見にいって、応援します。成中のユニホームが活躍している姿を期待しています。よい結果を知らせて下さい。