名作だけど、難しい文章です
- 公開日
- 2026/09/07
- 更新日
- 2026/09/07
Daily半中
1年生の国語は、俳優・演出家として活躍するとともに、絵本や絵画の分野でも活動した米倉斉加年さんが執筆した、名作「大人になれなかった弟たちに……」です。
この作品は、子どもだった「僕」の目を通して、戦争中の食糧不足や空襲、疎開(そかい)、そして幼い弟ヒロユキの死が描かれています。
栄養失調で亡くなった弟のこと、そのミルクをこっそり飲んでしまった「僕」のこと、我が子を小さな棺に納める母のこと。
読んで胸がしめつけられない人は、たぶんいないと思います。
米倉さんはどんな思いで、この作品を書いたんでしょうか?また、読者が情景を感じされるようどんな工夫をしているのか?
みんなで考えてみよう。
「わかっているのに我慢できない」という「僕」の苦しさそのものが、戦争中の生活が子どもにまでどれほど厳しいものだったかを伝えているんだろうね。
けど、文中に「苦しい」とか「つらい」という文表現はないんだよね~、「・・・」「・・・」なんだよね。
これがこの作品の奥が深いところなんだね。
作者の弟は一人。物語に出てくるのもヒロユキ一人。なぜ「ヒロユキ」というカタカナ表記なのか、なぜ「弟たち」と複数形なのか?
そのへんも含めて米倉さんの「大人になれなかった弟たちに……」を深読みしていこう。がんばれ、1年生!