学校日記

ドングリの植樹「月曜集会講話」

公開日
2010/05/10
更新日
2010/05/10

校長メッセージ

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 皆さんにお知らせがあります。ドングリの木を植えるお知らせです。
 現在、地球上に生きている生物のうちに、絶滅の心配がされている生物がいます。
 日本で絶滅の危機のある生物として、ほ乳類ではイリオモテヤマネコ、ニホンカワウソ、ラッコなど、鳥ではトキ、コウノトリ、オオワシ、両性爬虫類ではオオサンショウオウなどがあります。
 植物では、日本に生育する5500種ほどの植物のうち、なんと895種までが、すでに絶滅してしまったか、このままだとやがて絶滅してしまうと危惧される状況におかれているそうです。
 
 私たちはいろいろな生物がいるおかげで生きています。たとえば、食べ物、木材、衣服や医薬品。さらに、生きるために必要な酸素は植物などによって作られ、汚れた水も微生物などによって浄化されています。いろいろな生物がいることを生物多様性と言いますが、いろいろな生物は私たちの生活になくてはならないものなのです。

 しかし、現在、地球は、今までいた生物が絶滅してしまったり、絶滅の危機に瀕している状態になっています。そこで、絶滅を阻止したり、多様な生物が生きていくことのできる環境をつくっていくために、国際条約が結ばれました。生物多様性条約と言います。その条約を結んだ国が集まる会議(締約国会議)が毎年おこなわれています。会議の名前はCOPと呼ばれています。今年は、COPの10回目の会議「COP10」が、日本で行われます。COP10は2010年10月、愛知・名古屋で開催されます。

 愛知県では、COP10の会議が行われるに合わせて、「あいちグリーンウェイブ運動」に取り組むことにしました。
 あいちグリーンウェイブ運動とは、愛知県にあるすべての小中学校で、ドングリの木を植樹する運動です。県内すべての小中学校が5月21日にドングリを植えます。

 どうしてドングリの木かというと、1本のドングリの木には数百種類もの生きものがかかわっていると言われているからです。つまりドングリの木を育てることで、たくさんの生物が育っていく環境をつくることになるのです。

 成中でもあいちグリーンウェイブ運動に参加し、校庭にドングリの木を植えて育てます。皆さん全員で植えてほしいのですが、たくさん植える場所もありません。
 そこで、生徒を代表して、今ここにあるドングリの木を9組の生徒に植えてもらい、育ててもらおうと思います。9組の生徒は生徒の代表としてドングリを育ててください。いろいろな生物が集まり育っていくようにお願いします。

                     5月10日(月)月曜集会にて