2学期終業式 式辞
- 公開日
- 2009/12/22
- 更新日
- 2009/12/22
校長メッセージ
先週金曜日は、クリーン活動がおこなわれ、学校周辺やウイングはずいぶんと綺麗になりました。3年生の作業の態度はとてもすばらしいものでした。寒い中、上着を脱いで砂を運ぶ姿がありました。昨日、成岩杯が行われ、大いに盛り上がりました。みんなが笑顔で楽しい一時を過ごしました。2学期を振り返ると、さすが成中生だといろいろな場面で感心することがありました。部活動では秋の新人大会での大活躍、作文や絵画でも県や全国表彰などのすばらしい成果を収めました。
学習や部活動での成果は当然すばらしいのですが、2学期の皆さんの行動をみて、小さなことなのですが、意識の高い行動だと感心することがいくつかありました。その中で3つ紹介します。
1つめは部活動での鞄や靴の整頓がよくなった部があることです。4月当初は乱雑においてあった鞄が一列に整然と整頓されるようになってきました。部員全員の鞄や靴が整頓されるということは、簡単なようでむずかしいことです。一人一人が鞄やくつの置き方を意識していないとできないことだからです。鞄や靴の置き方一つに部員の意識が高いことやチームワークがよいことがわかります。
2つ目は落書きです。朝、皆さんの登校前の教室をまわると、机の上は落書きがほとんどありません。授業に集中している証拠です。また、学校の机は公共物で、後輩がつぎに使うものです、だから大切にしようという意識の現れです。
3つ目は間違ったことをそのままにしない生徒や自分の過ちを正直に認め反省した生徒がいたことです。学校に不要物をもってくる生徒がいることを学年全体の問題として受け止め、担任の先生と相談してくれた生徒がいました。また、不要物をもってきたかどうか担任の先生が調査したところ、正直に不要物をもってきたことを自分から申し出た生徒がいました。過ちをそのままにしない意識の表れです。
今いった3つのことは些細なこと、小さなことかもしれません。しかし、些細で小さなことを大切にし、ひたむきに取組ことのできる人こそがきっと大きなことを成し遂げるるのだと思います。2学期は小さなことを大切にした生徒が大勢いたことがとてもうれしく感じました。
さて明日から冬休みになります。今年1年の自分をふりかえるよい機会です。病気や怪我、事故に気をつけ、成中生として自覚ある行動をしてください。元気な顔で1月7日に会いましょう。