「たった一つの名前、たった一度の人生」9月7日朝会講話
- 公開日
- 2009/09/07
- 更新日
- 2009/09/07
校長メッセージ
夏休み中、悲しい事件が相次いでおこりました。
それは、皆さんと同じ中学生が自殺をしたという事件です。3名の中学生が自殺をしました。1名は、名古屋市の中学生3年生で、路上で自分の体に火をつけて無くなりました。あと2名は、静岡県の中学生2年生で、二人はビルから飛び降りて無くなりました。そのニュースを聞いて、私も中学校2年生の子供をもつ親として、もし自分の子供が自殺をしたらと思うと胸が締め付けられる気持ちになりました。
3名の中学生は、自分の命を絶つ瞬間、どんなことが頭によぎったのでしょうか。いじめだとしたら自分を苦しめた相手の顔が頭をよぎったのでしょうか。それともお父さん、お母さんの顔でしょうか。
自分の命は親から授かったものですね。皆さんは、自分の意志で生まれてきたのではないですね。親はあなたが生まれてほしくて、あなたを育てていこうと決めて、あなたがこの世にでてきたきて今こうしているのです。生まれてきたときの喜びと将来どんな人になってほしいか、その気持ちを親はあなたの名前の字に託しています。
自分の前にどういう気持ちを託したのか、お父さんやお母さんに聞いてみたことがありますか。聞いたことない人は是非聞いてみてください。
みなさんにつけられた名前は、親の気持ちが込められています。自分の名前を大切にして生きてほしいと親は思って名前をつけました。名前のように生きろとはいいません。名前に込められた親の気持ちを大切にして生きてほしいと思います。
世界にたった一つしかない顔、体、そして名前、そして人生はたった一度しかない。このたった一つの自分とたった一度の人生を輝くものにしなかったら生まれてきた甲斐がないですね。
まして、いじめや暴力でたった一つしかない相手、たった一度しかないその相手の人生を台無しにしてしまうなんて絶対に許せないことです。
2学期がはじまり1週間たちました。2年生は土曜日曜日の新人大会で3年生の先輩に負けないような活躍をしています。がんばっているとき生まれてきてよかったと思える瞬間がありますね。
たった一つの名前、そしてたった一度きりの人生を輝かしいものにするために、自分を大切にしてがばんばっていきましょう。
9月7日 朝会にて